古茶
こちゃ
名詞
標準
last year's tea
文例 · 用例
この老人は、黒光りのする古茶棚と長火鉢の隅をとって、そこへ、一人で膳を構えて、こつねんと前刻から一人で、一口ずつ飲んで、飲んでは仮睡をするらしかったが、ごッつり布子で、この時である。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
備後は家へ帰って怪獣の話をして、持って帰った古茶釜の蓋を出した。
— 田中貢太郎 『猫の踊』 青空文庫
新茶の頃が來ると、私はそれに古茶をまぜて飮むのを樂しみにしてゐる。
— 島崎藤村 『短夜の頃』 青空文庫
六月を迎へ、七月を迎へするうちに、新茶と古茶の區別がなくなつて來るのもおもしろい。
— 島崎藤村 『短夜の頃』 青空文庫
」 するうち古茶箪笥の上の方にかかっている時計が五時を打った。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
婆樣の顏古茶碗の澁茶店前の枯尾花共に老いたり。
— 正岡子規 『高尾紀行』 青空文庫
僕は此名刺の古茶けたのを受取つて、矢張詩人らしい無頓着な所があると思つた。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
日本では利休の古茶碗を五千圓、六千圓と云ふやうな金を出して買求め、之を裝飾にして居るものがある。
— 新渡戸稻造 『教育の目的』 青空文庫
作例 · 標準
このお茶は、昨年収穫された「古茶」なので、少し風味が落ちています。
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茶箪笥の奥から、貴重な「古茶」が見つかった。
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春の新茶が出回る前に、「古茶」を片付けておく必要がある。
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