新茶
しんちゃ
名詞頻度ランク #40205 · 青空 60 例
標準
first tea of the season
文例 · 用例
春さきの小川の淀みの淵を覗いていると、いくつも鮒が泳ぎ流れて来て、新茶のような青い水の中に尾鰭を閃めかしては、杭根の苔を食んで、また流れ去って行く。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
わたくしはこれを眺めて、ほんのり新茶の香りにでも酔った気持で笑いながら見ている。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
まして新茶の風味などは思ひもよらない。
— 岡本かの子 『新茶』 青空文庫
今や、天地爽麗の季に乗じて、新茶一椀の服涼は、忙中僅に許さるべき自然の贈りものではあるまいか。
— 岡本かの子 『新茶』 青空文庫
この際、忙中寸暇を割いて、座つて落ち付いて見る、場所はあまり物を置かない庭向きの座敷がいい、新茶の一椀を啜つて見るのもいい、これは決して贅沢でも閑人でもない。
— 岡本かの子 『初夏に座す』 青空文庫
かゝる間に若衆姿の奈美殿は、方丈の方の寝床を片付けて、われを伴ひ入り、かぐはしき新茶をすゝめつゝ語るやう。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
参らせん親は在さぬ新茶哉(昭和七年七月、渋柿)曙町より(十) プラタヌスの樹蔭で電車を待っていると、蕎麦の出前を持った若い娘が、電柱に寄せかけてあった自転車を車道へ引き出した。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
とにかくソンナ大騒ぎをやって、新茶を飲みに行こうというんですから、支那人の享楽気分というものが、ドレ位徹底しているものだか、殆んど底が知れないでしょう。
— 夢野久作 『狂人は笑う』 青空文庫
作例 · 標準
毎年この時期になると、採れたての新茶が店頭に並ぶ。
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淹れたての新茶は、格別な香りと味わいが楽しめる。
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祖母は新茶の季節を心待ちにしている。
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