毘沙門天
びしゃもんてん
名詞
標準
Vaisravana (guardian god of Buddhism)
文例 · 用例
…… いや爰でこそ、呑気らしい事をいふものゝ、磊々たる巉巌の尖頂へ攀ぢて、大菩薩の小さな祠の、たゞ掌に乗るばかり……といつた処で、人間のではない、毘沙門天の掌に据ゑ給ふ。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
又観世音菩薩、毘沙門天王にも夢に会ったとある。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
殊に子供の腰揚げが深く、辨財天、毘沙門天、布袋、福祿壽の腰から下が青縞の地にかくれて、裾と足とだけが見えるのは興が深い。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
八月十六日妻女山に着いた謙信は、日頃尊信する毘沙門天の毘の一字を書いた旗と竜の一字をかいた旗とを秋風に翻して、海津の高坂昌信を威圧したわけである。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
明星の丘の毘沙門天。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
また、元和の末年に李夷簡という人が蜀の役人を勤めていたとき、蜀の町に住む趙高という男は喧嘩を商売のようにしている暴れ者で、それがために幾たびか獄屋に入れられたが、彼は背中一面に毘沙門天の像を彫っているので、獄吏もその尊像を憚って杖をあてることが出来ない。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
あなた方のおかげで毘沙門天の御尊像が傷だらけになってしまいました。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
十二年前「猫一疋から大富となった話」に書いた通り、『西域記』十二にクサタナ国(今のコーテン)王は毘沙門天の後胤という。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
「今度の受験は絶対に合格したいから、勝負の神様である『毘沙門天』にお参りに行こうよ」
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古い寺院の山門をくぐると、極彩色に彩られた巨大な毘沙門天像が参拝者を威圧するように立っていた。
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彼は自室の棚に、木彫りの小さな毘沙門天の守り本尊を大切に飾っている。
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