落ち度
おちど
名詞頻度ランク #27738 · 青空 44 例
標準
mistake
文例 · 用例
」「とかく、その年効いもなく、旅籠屋の式台口から、何んと、事も慇懃に出迎えた、家の隠居らしい切髪の婆様をじろりと見て、(ヤヤ、難有い、仏壇の中に美婦が見えるわ、簀の子の天井から落ち度い。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
」渠は慳貪に答へて、自分の落ち度をいそがしい執筆と病氣との理由に押し消さうとするのであつた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
わかってください、妻は誠実な女性なのです、ホームズさん、もし過去に何かいざこざがあるとしても、妻の落ち度ではないはずです。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
こうして道楽の味をおぼえさせて、だんだんに清七を堕落させ、それを落ち度にして和泉屋から放逐するという魂胆でしたが、その薬が利き過ぎて、相方のお国は清七に初会惚れ、清七の方でも夢中になる。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
双鶴館の女将はほんとうに目から鼻に抜けるように落ち度なく、葉子の影身になって葉子のために尽くしてくれた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
かくてまず別に落ち度もなく、師匠の葬式は後嗣ぎがまだ子供の仮葬ではありましたが、生前名ある彫刻師として、まず恥ずかしからぬだけのとむらいを出したのでありました。
— 東雲師没後の事など 『幕末維新懐古談』 青空文庫
文句をいって来たら、人名録を突き附けて先方の落ち度を抑えてやれば好い。
— 彫工会の成り立ちについて 『幕末維新懐古談』 青空文庫
何しろ宮中のお仕事ですから謹んで落ち度のないように心掛けたことでありました。
— 皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
例句