佞臣
ねいしん
名詞
標準
crafty courtier
文例 · 用例
硬骨漢汲黯が退いた後は、帝を取巻くものは、佞臣にあらずんば酷吏であった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
君侯父子を離間しようとする佞臣奴!
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
いたく其不明を悔い、直に佞臣汚吏を斥けて、鋭意善政を施せり。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
彼は同時に二人の主君に奉事せんことを欲したる二心の佞臣なりき。
— 石川三四郎 『浪』 青空文庫
「忠臣義士は悉く遠退き、残ったは阿諛の佞臣ばかり、金銭財宝もおおかた尽き、ろくに兵備とてなさそうである。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
この男はまだ三十二三で、主人の大膳正と似寄りの年でしたが、昔将軍|家治に取入った田沼主殿頭意次のように、美男で弁舌が巧みで、その上これは――古今の佞臣に共通の特色ですが、曾て人と争うことなく、かりそめにも腹を立てるということを知らぬ珍しい性格の持主だったのです。
— 暴君の死 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
第七十一回 侍従医の推挙宮中の佞臣 その後前代法王の事などを私の寄寓して居りました前大蔵大臣から聞いて見ますと、涙のこぼれるような事がある。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
「哀」というおくり名があつたほど気が弱くて、佞臣を退けることが出来なかつた人である。
— 下村湖人 『現代訳論語』 青空文庫
作例 · 標準
暴君の周りには、常に佞臣がはびこっていた。
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佞臣の甘言に惑わされ、国は滅びていった。
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歴史ドラマでは、佞臣が悪役として描かれることが多い。
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