焼き印
やきいん
名詞
標準
文例 · 用例
柄の所に片仮名のテの字の焼き印のある、これを調べると、出刃打ちの用っていた道具だ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
が、そんなこととは夢にも知らないから、ただ、さぞかし安兵衛が待ちくたびれているであろうと、急いで妻恋坂を上った文次の頭には「女のような、若いきれいなお武家」というのが、焼き印みたいに、強く大きく押されているばかりだった。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
……この汚名を末代まで背負い、返り忠の焼き印を顔に押し、頼春も生きろそちも生きろ!
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
彼は焼き印を押されていて特別にひどい方法で社会から隔離されていた。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
この病気は皮膚に作用し顔と四肢を損ない、人々はこれらの徴候で何十年も焼き印を押されゆっくりと腐って行った。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
スプライ老人がキセルに煙草を詰めると、指に火が当たり、キズになり、焼き印のように火傷になった。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫