骨肉
こつにく
名詞
標準
one's own flesh and blood
文例 · 用例
最近の犯罪傾向が暗示する、骨肉相殺がないか?
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
それへも骨肉を分けて血の縁を結んだなら自分の性格の複雑さも増す思いで、分身を雲の彼方にも遺す思いで、自分はどのようにかこの世に足り足らいつつ眼が瞑れることだろう。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そうしてそれらの話の中に含まれている事実と方則とがいつとなく自然自然と骨肉の間にしみ込んでしまって、もはやもとの形は少しも残らなくなっているが、しかし実際はそれらのものの認識がわれわれのからだのすみからすみまで行き渡ってわれわれの知恵の重要な成分をなしているのである。
— 寺田寅彦 『さるかに合戦と桃太郎』 青空文庫
彼は其生れ故郷に於て相当の財産を持つて居た処が、彼の弟二人は彼の相続したる財産を羨むこと甚だしく、遂には骨肉の争まで起る程に及んだ。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
せめては骨肉|相食むような不幸な家庭、儕輩相※ぐようなあさましい人間の寄り合いを尋ね歩いて、ちぐはぐな心の調律をして回るような人はないものであろうか。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
骨肉の執着が喰ひ込むやうに鶴吉の心を引きしめた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
そして僅に残って居る一節二節は、骨肉に対するやみ難き愛着の情であった。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
反き離れんとする心を骨肉によって結んだ集団!
— 種田山頭火 『砕けた瓦』 青空文庫
作例 · 標準
どんな時でも、骨肉は骨肉を助けるものだ。
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彼は迷わず、骨肉のために行動した。
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離れていても、骨肉の絆は変わらない。
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標準
flesh and bone
作例 · 標準
骨肉を断つような苦痛が彼を襲った。
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長旅で、彼は骨肉尽きたように見えた。
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彼女の歌声は、聴く者の骨肉に染み渡るようだった。
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