祈雨
きう
名詞
標準
praying for rain
文例 · 用例
三日、丙申、霽、諸国炎旱を愁ふ、仍つて将軍家、祈雨の為に八戒を保ち、法花経を転読し給ふ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
思うにこれは後世の誤りで、後世祈雨の神となったが為に、かく伝うるに至ったものであろう。
— 喜田貞吉 『周防石城山神籠石探検記』 青空文庫
一切経会、御八講、祈雨御読経、御|逆修、塔供養、放生会、――それらは賀茂祭、五竜祭、大嘗会などと異なるところがない。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
また、文学、文章の上より起こる連想を挙ぐれば、さきのいわゆる祈雨祈晴の法、ならびに左に掲ぐる諸法を見て知るべし。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
昔から旱魃の時には村民が集まって祈雨するが、総ての方法を尽くしてもなお降らぬ際は、牛の首を切って、滝壺の柵に置き藤蔓で堅く結え付け後を見ずに帰って来る秘法を行うことになっている。
— 中山太郎 『穀神としての牛に関する民俗』 青空文庫
広島県|双三郡八幡村を同じ大正十三年九月に旅行した人の報告によると、同村矢淵ノ滝口に生えている藤に、血の滴るような牛の生首が二つまで結え付けてあったが、これは祈雨の作法だとある。
— 中山太郎 『穀神としての牛に関する民俗』 青空文庫
寺では千手観音を本尊にしているが、而も山上に鏡※池というがあって、傍らに善女龍王雨壺の三祠を斎き祈雨の神として仰がれていた(三国地志二十六)。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
そしてきうくつな上着の肩を気にしながらそれでもわざと胸を張って大きく手を振って町を通って行きました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
古い記録によれば、この地方では大干ばつの年に必ず山頂で祈雨の儀式が行われていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
村人たちは夜を徹して太鼓を打ち鳴らし、龍神へ向かって必死に祈雨の舞を捧げた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
郷土資料館には、かつて祈雨の際に村中を練り歩いたという巨大な藁の人形が展示されている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview