喜雨
きう
名詞
標準
friendly shower
文例 · 用例
よい雨、明るい雨であつた(方々で雨乞をやつてゐたくらゐだから)、まことに慈雨であり喜雨であつた。
— 大田 『行乞記』 青空文庫
……慈雨、喜雨、生命の雨だ、降れ降れ、降つてくれ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
まことに喜雨だつた、たちまち旱魃解消、いつせいに田植が始まつた、一滴千金の慈雨とでもいはう。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
吹く吹く、そしてたうとう降りだした、降れ降れ、よい雨、よい雨、慈雨、喜雨、金の雨、銀の雨、まさに一滴千金!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
父老健に喜雨又|到る安んぜよ喜雨到る後顧の憂更に無し六月三十日 大阪放送局より戦線の将士に贈る俳句といふを徴されて。
— 高浜虚子 『五百五十句』 青空文庫
稍やおくれたりといへども喜雨|到る七月二十日 即事。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
そしてきうくつな上着の肩を気にしながらそれでもわざと胸を張って大きく手を振って町を通って行きました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
僅にかえり見れば小き円きうつくしき虹の我身をめぐりて目の下に低く輝けるあり。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
作例 · 標準
数週間も雨が降らず枯れかけていた畑に、ようやく待ち望んでいた喜雨が降り注いだ。
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「ああ、やっと降ってきた! これで野菜たちも一息つける、まさに喜雨だね。」
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夏の終わりの夕暮れ、乾いた大地を優しく潤す喜雨の匂いが窓から部屋へ流れ込んできた。
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日照り続きの村に降った喜雨は、人々の不安を洗い流すかのように激しく大地を叩いた。
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