充填
じゅうてん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #24219 · 青空 42 例
標準
filling (up)
文例 · 用例
存外すいて居る車に乘込んだが、すぐあとから小團體がやつて來て完全に車内の空間を充填してしまつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
碁盤縞が市松模様となるのは碁盤の目が二種の異なった色彩によって交互に充填されるからである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
割れ目があまり大きくては困るが、しかし必ずしも 10-8 や 10-7 でなくてもミクロン程度のものならば、その間隙を液体で充填することによって割れ目の面における音波の反射をかなりまで防止し従って鐘の正常な定常振動を回復することができるであろうと考えられる。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫
もっとも割れ目の空隙が厚くなるほど、これを充填した血液の水分は蒸発し、有機物は次第に分解変化して効力を失うであろうから、やはり目に見えない程度の分子的な割れ目に対して最も効力を発揮するであろうと考えられる。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫
牛乳びんがいっせいに充填されて行くところだとか、耕作機械の大分列式だとか、これらは子供にもおとなにも、赤にも白にも、無条件におもしろい何物かをもっている。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
故に伊太利ヴェニスの芸術家等は、ゴンドラを焼打ちして水市を破壊し、自動車と飛行機の爆音で充填された、幾何学的コンクリートの近代都市を造れと言ってる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それは空虚な空間ではなくて、人間にいちばんだいじな酸素と窒素の混合物で充填され、そうしてあらゆる膠質的浮游物で象嵌された空間の美しさである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
遂に火薬は充填された。
— 小酒井不木 『鼻に基く殺人』 青空文庫
作例 · 標準
工場のラインでは、容器に液体洗剤を高速で充填する作業が行われている。
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歯の治療で、虫歯を削った後の穴に白い樹脂を充填してもらった。
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溶接の際、金属の隙間にロウ材を充填して接合部を強化する。
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ウィキペディア曖昧さ回避
充填、充塡(じゅうてん) 空間充填。 球充填。 空間充填モデル。 容器に中身を詰めること。 亀裂などを埋めること。建築での充填についてはコーキングを参照。
出典: 充填 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0