諸藩
しょはん
名詞
標準
various fiefdoms
文例 · 用例
それから藤原氏三代百余年間の平泉の栄華があり、文治五年、源頼朝に依つて奥州は平定せられ、もうその頃から、私たちの教科書はいよいよ東北地方から遠ざかり、明治維新にも奥州諸藩は、ただちよつと立つて裾をはたいて坐り直したといふだけの形で、薩長土の各藩に於けるが如き積極性は認められない。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
帝の側には黄子澄斉泰あり、諸藩を削奪するの意、いかでこれ無くして已まん。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
諸藩|漸く削奪せられんとするの明らかなるや、十二月に至りて、前軍都督府断事高巍書を上りて政を論ず。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
此も諸藩を抑うるの一なりけり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
前に疏を上りて、諸藩を削るを諫めたる高巍は、言用いられず、事|遂に発して天下動乱に至りたるを慨き、書を上りて、臣願わくは燕に使して言うところあらんと請い、許されて燕に至り、書を燕王に上りたり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
幕府は盛に能楽と謡曲とを奮興して、代々の世主厚く能楽の大夫を遇し、而して諸藩の君主も彼等を養ひて、武門の士の能く謡曲を謳ふこと能はざるは恥辱の如き隆運に向へり。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
その藩閥政治の弊害を打破るべく今の議会政治が提唱され初めたものであるが、そもそもその薩長土肥の諸藩士が、王政維新、倒幕の時運に参劃し、天下の形勢を定めた中に、九州の大藩筑前の黒田藩ばかりが何故に除外されて来たのか。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
京軍の方は、毛利|内匠、山田市之丞、交野十郎の率いた八百の長軍、伊知地正治、野津七左衛門の率いた薩軍が主力で、それに屋張、越前、芸州等、勤王諸藩の兵が加わって一万足らずであったであろう。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代には諸藩が幕府に忠誠を誓っていた。
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諸藩の財政は厳しく、改革が求められていた。
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幕末には、諸藩がそれぞれの思惑で動き始めた。
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