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私怨

しえん
名詞
1
標準
personal grudge
文例 · 用例
儒者と違って、先王の価値にも歴史家的な割引をすることを知っていた彼は、後王たる武帝の評価の上にも、私怨のために狂いを来たさせることはなかった。
中島敦 李陵 青空文庫
尤も、時には私怨から其の信者でない者迄告発して来ることも確かにあるらしいが、と其の知人は笑いながら語った。
南島譚 青空文庫
これは私怨によるものに相違なく、政治的なものでない。
A STUDY IN SCARLET 緋のエチュード 青空文庫
むかし守屋大連は神道を頑守して仏教を亡ぼさんとし、自戮せられて啄木鳥となり、天王寺の伽藍を啄き散らせしというが、和歌山県当局は何の私怨もなきに、熊楠が合祀に反対するを悪み、十八昼夜も入監せしめたから、天、白蟻を下し、諸処を食い散らされたものと見える。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
私怨の刃に討たれる首持っていぬわっ。
佐々木味津三 老中の眼鏡 青空文庫
ことに、維新の際は、私怨私欲のための殺人でなく、国家のために、止むを得ざるに出でた殺人であるから、そなたのように、一途に山田、吉川などを恨むのはいかがであろうか。
菊池寛 仇討禁止令 青空文庫
古来暗殺の事跡を見るに、あるいは私怨のためにする者あり、あるいは銭を奪わんがためにする者あり。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
私怨を以て、一人、二人の人を殺す調伏は、呪道の邪道であり、効験の無いものである。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年の私怨を晴らすため、復讐の機会をうかがっていた。
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「そんな私怨で、大事なプロジェクトを台無しにするな!」と上司が怒鳴った。
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歴史上の多くの悲劇は、私怨が原因となって引き起こされたものだ。
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