馬鹿げた
ばかげた異読 バカげた
形容詞-語幹
標準
absurd
文例 · 用例
こんな馬鹿げた人間もゐることに何の不思議もないが、こんな人間が文士として通りもする社会といふものは、呆れたものだ。
— 中原中也 『非文学的文士』 青空文庫
必要もない肩を張つたり、無意味な猜疑の眼を向けたり、馬鹿げた警戒をしたりしてゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
「偉い事の出来る人間だつたら中学のこと位分つてゐる筈だのに、中学はまづくてその上のことが分つてゐるなんて、一寸考へたつて馬鹿げたこととは思へないのだらうかねえ、あんたは。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
おお、もちろん、わたくしの腰から下ならば、そのへんがはつきりしないといふのならば、いくらか馬鹿げた疑問であるが、もちろん、つまり、この青白い窓の壁にそうて、家の内部に立つてゐるわけです。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
―― その重さこそ常々私が尋ねあぐんでゐたもので、疑ひもなくこの重さは總ての善いもの總ての美しいものを重量に換算して來た重さであるとか、思ひあがつた諧謔心からそんな馬鹿げたことを考えて見たり――何がさて私は幸福だつたのだ。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
だからそれを気に掛けるのは、馬鹿げた、無用な努力だと感ずる。
— GREISE 『老人』 青空文庫
あれほど常識的な英国にでもわれわれに了解の出来ないほど馬鹿げた儀式が残っているようであるが、それが今日では単に国粋保存というような意味ばかりでなく、つまり、常に常識的であるための「非常識デー」として存在の価値を保っているらしく私には思われる。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
馬鹿げた話であるが、しかしこの馬鹿げた気持がいつまでも抜け切らなかったおかげでこの年まで六かしい学問の修業をつづけて来たかもしれない。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
作例 · 標準
その提案は、あまりに現実離れした馬鹿げたものだった。
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「そんな馬鹿げたこと、本気で言ってるのかい?」
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彼は会議で、皆が呆れるような馬鹿げたアイデアを披露した。
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