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大地主

おおじぬし
名詞
1
標準
large landowner
文例 · 用例
富豪であり、大地主であり、県政界の大立物である本田氏の、頭蓋骨にひびが入ったと云う、大きな事実に対して、証拠は夢であった。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
格別な家柄でもなく一介の土木技手上りに過ぎない貧乏な作家と、大地主で大金持で伯爵の名門に生れた作家と、その呟きには何か胸を打つものさへあるが、とにかくドストイェフスキイは時には境遇的にも自分の原稿を讀み返す暇さへ持てなかつた。
南部修太郎 氣質と文章 青空文庫
満洲ハタダ大資本家大地主ヲ太ラセルダケダ。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
社務所には、既に、近頃このあたりの大地主になれらましたる代議士閣下をはじめ、お歴々衆、村民一同の事をお憂慮なされて、雨乞の模様を御見物にお揃いでござりますてな。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
村でも一番の大地主で、この辺でも指折の富豪です。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
また川向うの斎藤だって、いまこそあんな大地主で威張りかえっているけれども、三代前には、川に流れている柴を拾い、それを削って串を作り、川からとった雑魚をその串にさして焼いて、一文とか二文とかで売ってもうけたものなんだ。
太宰治 親友交歓 青空文庫
実に凡俗の、ただの田舎の大地主というだけのものであった。
太宰治 苦悩の年鑑 青空文庫
私は、大地主の子である。
太宰治 虚構の春 青空文庫
作例 · 標準
例句