賜物
たまもの
名詞頻度ランク #18113 · 青空 289 例
標準
gift
文例 · 用例
科学の進歩の行き止りにならないのは全くそういう態度の賜物である。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
熱と根気さえあれば白痴でない限り誰でもいくらかの貢献を科学の世界に齎し得るものであるという確信を、先生や先輩に授けられたことが一番尊い賜物であるように思われる。
— 寺田寅彦 『雑感』 青空文庫
これは一つには日本の海岸線が長くて、しかも広い緯度の範囲にわたっているためもあるが、さらにまたいろいろな方向からいろいろな温度塩分ガス成分を運搬して沿岸を環流しながら相錯雑する暖流寒流の賜物である。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
菓子の色、紙の白きさえ、ソレかと見ゆるに、仰げば節穴かと思う明もなく、その上、座敷から、射し入るような、透間は些しもないのであるから、驚いて、ハタと夫人の賜物を落して、その手でじっと眼を蔽うた。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
ああら有難し、これも腹式呼吸のお陰、強健術実行の賜物ぞと、勇気日頃に百倍し、半身裸体に雨を浴びてぞ突進する。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
(五)如何なる賜物を得しか▲然れど諸君。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
樺太二部の一は、我が幾万の同胞を殺し、幾億の軍費を費せしに対して、余りに少き賠償なれど、若し国民が此戦勝により、何等か偉大なる精神上の賜物を得しならば、余輩は数十億の償金を得るよりも、幾万方里の領土を加ふるよりも、寧ろ我国将来の為に之れを慶賀せん。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
日清戦争に於ける戦勝の結果、国民は自信力なる精神上の偉大なる賜物を得たり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
作例 · 標準
豊かな自然の賜物であるこの水は、我々の村にとって何よりの宝だ。
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彼は自分の成功を「運と周囲の助けによる賜物です」と謙虚に語った。
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神社に奉納された美しい織物は、職人の技術の賜物として讃えられている。
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標準
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作例 · 標準
苦節十年の修行の賜物か、彼の包丁さばきはもはや芸術の域に達していた。
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優勝旗を掴み取れたのは、部員全員が泥まみれで練習した努力の賜物だ。
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最新の医学研究の賜物により、かつて不治の病とされた疾患が克服されつつある。
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ウィキペディア
『賜物』 は、ウラジーミル・ナボコフがロシア語で書いた最後の長編小説。ベルリン在住中の1935年から1937年に執筆され、ウラジーミル・シーリンの筆名で『現代雑記』に連載された。かなり難解ながら、ロシア語時代のナボコフの最高傑作の一つと考えられている。
出典: 賜物 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0