たちの悪い
たちのわるい
表現形容詞-語幹
標準
of bad character
文例 · 用例
迷信でたちの悪いのは国を亡し民族を危うくするのもあり、あるいは親子兄弟を泣かせ終には我身を滅ぼすのがいくらでもある。
— 寺田寅彦 『千人針』 青空文庫
「今夜一処にビールを飲もう」というくらいの罪のない信号である場合もあろうが、もう少したちの悪い場合も色々あり得る。
— 寺田寅彦 『異質触媒作用』 青空文庫
構造物の材料や構造物に対する検査の方法が完成していれば、たちの悪い請負師でも手を抜くすきがありそうもない。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
眼のたちの悪い人が刺繍で成功しようとしたり、足の短い人がマラソンの選手を志したりする無謀は避けなくてはならないでしょう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
けれども仲々大人なんかにはたちの悪いのもあるからね、なんだ、大循環だ、かっぱめ、ばかにしやがるな。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
としよりをからかうのは、あなたたちの悪い癖です。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
沢山の汚名を持つ私を、たちの悪い、いたずら心から、わざと鄭重に名士扱いにして、そうして、蔭で舌を出して互に目まぜ袖引き、くすくす笑っている者たちが、確かに襖のかげに、うようよ居るように思われ、私は頗る落ちつかなかったのである。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
亡霊のなかでも古い恋の亡霊ほどたちの悪いものはない。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
作例 · 標準
たちの悪い噂を流されて、彼はクラスで孤立してしまった。
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あの投資話は、最初から騙すつもりのたちの悪い詐欺だった。
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酔うと絡んでくるたちの悪い客には、毅然とした態度で接する必要がある。
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