知嚢
ちのう
名詞
標準
wits
文例 · 用例
私どもの棲んでいますところの球形世界では私ども人類がもっとも高尚なる生物でありまして、私どもがこの地上にはじめて出現いたしましてからのち約五万年を経過し、その知嚢は欲望を満足せしめています。
— 海野十三 『放送された遺言』 青空文庫
この話は明の馮夢竜が編纂した「知嚢」にも「郡従事」と題して取入れられているし、また、「知嚢」の和訳を主内容とした辻原元甫の「知恵鑑」にもはいっている。
— 江戸川乱歩 『探偵小説の「謎」』 青空文庫
この本は内容の大部分を明の時代の「知嚢」からとったもので、政治、軍事その他世事百般の知謀術策の物語が集めてあるが、その第三巻「察智」の巻が裁判物語である。
— 江戸川乱歩 『探偵小説の「謎」』 青空文庫
お母さんと新一君とは、その罪の遂行のために知嚢を絞り、夜となく昼となく密議をこらした。
— 江戸川乱歩 『偉大なる夢』 青空文庫
(矛盾は巴里それ自身の性格でもあるように)何か内へ腐り込まれた毒素があって、たといそれが肉体的のものにしろ精神的のものにしろそれに抗素する女のいのちのうめきが彼女の唄になるのであろう。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
自分の子供たちのうちにも、古い小さい時分の出来事をその時に食った食物と連想して記憶しているという傾向の著しく見えるのがいる、どうも親爺の遺伝らしいということになっているのである。
— 寺田寅彦 『詩と官能』 青空文庫
「どうもきみたちのうたは下等じゃ。
— 宮沢賢治 『かしわばやしの夜』 青空文庫
おまえたちのうち誰でも、この場に死んだとして、今まで描いたものを後世に遺して恥じないだけの自信があるか、どうだ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
作例 · 標準
彼の知嚢は、どんな難問も解決に導く。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
危機的状況で、彼女は冷静に知嚢を絞った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
あの政治家は、並外れた知嚢の持ち主だ。
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