只
ただ異読 タダ
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #11255 · 青空 5863 例
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ordinary
文例 · 用例
彼は只コルビエールの敏捷性に驚嘆したばかりであつたので、『詩がない※』なぞと誤つた判断をさへ下したものであつた。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
「人間修業」だの、「自然に親しむ」なぞといふことが云はれるが、それはもとより大切乍ら、それと詩とは只関係が密接なだけで、先づ何よりも先人の作品は読まれなければならぬ。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
かうした事情は、明治・大正といふ、みるべき批評精神もなく、人は只渉猟に忙しかつた時期に於てさうであり、批評盛んな現今に於て猶さうなのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
が只、もはや自分の口に何が合ふかも分らなくなつてゐる程に、尚彼是と食はうとはしない方がよいのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
茲では只、茫漠たる焼野に建物が建つたためには、人知れぬ努力があつたのだし、ジイドのあの反省的で堅忍な調子を想起され度、芸術の容易でない時代に生れ、その時代を生きたのであることを云へばよいのである。
— 中原中也 『アンドレ・ジイド管見』 青空文庫
ちと人が悪いようなれども一切|只にて拝見したる報いは覿面、腹にわかに痛み出して一歩もあゆみ難くなれり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
その一つは端書で「今朝ハ失敬、今日午後四時頃夏目来訪只今(九時)帰申候。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
「今日」とあるのは七月二十三日だろうと思われるのは消印が二十四日のイ便であるのに「只今(九時)帰申候」とあるからである。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
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