断岩
だんがん
名詞
標準
precipice
文例 · 用例
三 黒壁権現は、断岩の上にあって、流れを徒歩でわたると、二条の鉄鎖が下りてあった。
— 室生犀星 『天狗』 青空文庫
実際堂宇である赤星重右がおかしなことには、月夜になると断岩や樹の下へ跼んで、その蒼白い顔を空に向けて、まるで犬のように吼えているということが、しばしば村人の目にさえ留るようになっていた。
— 室生犀星 『天狗』 青空文庫
その年の秋に、赤星重右が断岩の陰ったところで、蠅のうずまきの中に、死体となっているのを村人は見つけた。
— 室生犀星 『天狗』 青空文庫
ルパンは鮮血に塗れて断岩の中腹に横たわりつつ、ただ死を待つのみであった……。
— モウリス・ルブラン 『水晶の栓』 青空文庫
しかも眼のとどく限り、東方と北方の海上には、赤膚の巉巌が、世界の障壁のごとくに、涯しもなく列なって、断岩と断岩との間から顔を覗かせている。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫
しかも我らの艦は、今その断岩と断岩との間を縫って、音もなく静かに静かに、美しい海岸線の方へと誘い寄せられてゆくのであった。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫
作例 · 標準
その山は断岩に覆われ、登るのが非常に困難だった。
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海岸には、波に削られた断岩が連なっていた。
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彼は断岩の隙間から、遠くの海を眺めた。
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