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町方

まちかた
名詞
1
標準
town
文例 · 用例
しかし御寺社の方はよろしいのでございましょうな」 寺の門前地は寺社奉行の支配で、町方の係りではない。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
別にお寝室と申してもございませんがその代り蚊は一ツも居ませんよ、町方ではね、上の洞の者は、里へ泊りに来た時|蚊帳を釣って寝かそうとすると、どうして入るのか解らないので、梯子を貸せいと喚いたと申して嬲るのでございます。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
さるに町方の者としいえば、かたいなる児ども尊び敬いて、しばらくもともに遊ばんことを希うや、親しく、優しく勉めてすなれど、不断は此方より遠ざかりしが、その時は先にあまり淋しくて、友欲しき念の堪えがたかりしその心のまだ失せざると、恐しかりしあとの楽しきとに、われは拒まずして頷きぬ。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
ことに出発の前夜は、烈風|甍を飛ばし、豪雨石を転ばし、勢で、東都下町方面も多く水に浸され、この模様では今回の旅行も至極困難であろうと想像しているところへ、ここに今考えても理由の分からぬ事があった。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
もう御堂も壊れ壊れになりましたし、それだし、この辺を総体にこうやって、市の公園のようにするのにつけて、御本尊は、町方の寺へ納めたのだそうですが、あすこに、もと、お月様の御堂がありましたって。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
何となく賑かな様子が、七輪に、晩のお菜でもふつふつ煮えていようという、豆腐屋さ――ん、と町方ならば呼ぶ声のしそうな様子で。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
古郷の涅槃会には、膚に抱き、袂に捧げて、町方の娘たち、一人が三ツ二ツ手毬を携え、同じように着飾って、山寺へ来て突競を戯れる習慣がある。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
芳吉が彼らから買い取った四枚の櫛のうちで、二枚は遠州掛川宿へ積み送るつもりで他の品物と一所に柳行李に詰め込み、飛脚問屋佐右衛門方へ托しておいたのを、町方の手で押収された。
岡本綺堂 拷問の話 青空文庫
作例 · 標準
町方奉行は、江戸の町方の治安維持を担っていた。
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この地域は、昔から町方が中心となって栄えてきた。
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町方の人々は、互いに助け合いながら生活していた。
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