肺腑
はいふ
名詞
標準
lungs
文例 · 用例
実際ルクレチウスに現われた科学者魂といったようなものにはそれだけでも近代の科学者の肺腑に強い共鳴を感じさせないではおかないものがある。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
言葉で現わされない人間の真相が躍然としてスクリーンの上に動いて観客の肺腑に焼き付くのであった。
— 寺田寅彦 『ニュース映画と新聞記事』 青空文庫
筆者もその男の咄々と吐き出す肺腑の声に動かされて胸が一パイになって来た。
— 夢野久作 『恐ろしい東京』 青空文庫
「そうだなあ、味だな」鼈四郎は哄笑して、去り気ない様子を示したが、始めて人に肺腑を衝かれた気持がした。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
鼈四郎は肺腑を衝かれながら、しかしもう一度|執拗に夫人へ反撃を密謀した。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
』 兒玉の言々句々、肺腑より出で、其顏には熱誠の色動いて居るのを見て、人々は流石に耳を傾むけて謹聽するやうになつた。
— 国木田独歩 『日の出』 青空文庫
沸きたった油は口に入って、肺腑を烹られるようであった。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
清き情は聲となりて肺腑より迸り出づ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
彼の熱弁は、聴衆の肺腑に深く響き渡った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
山頂で深呼吸すると、澄んだ空気が肺腑まで染み渡るようだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
詩人は、自身の感情を肺腑から絞り出すように表現した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash