大昔
おおむかし
名詞副詞頻度ランク #16968 · 青空 474 例
標準
ancient times
文例 · 用例
新思想の本元の西洋へ行って見ると、かえって日本人の目にばかばかしく見えるような大昔の習俗や行事がそのままに行なわれているのはむしろ不思議である。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
大昔には陸地が続いていたのか、それとも氷がつながっていたのか誰に聞いてみても分らない。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
伊予の西の端に指のように突き出た佐田岬半島と豊後の佐賀の関半島とは、大昔には四国から九州につながった一つの山脈であったのが、海峡の辺の大地が落ち込んだためにあのような半島とこの豊後海峡が出来たという事です。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
人間が蛇を嫌うのは、大昔に、まだ人間とならない時代の祖先が、爬虫に、ひどくいじめられた潜在意識によるんだ、と云う者がある。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
君達は、大昔の魔法や、神の殿堂などを怖れてはならない。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
大昔から何度となく外国文化を模倣し鵜のみにして来た日本にも、いつか一度は光琳が生まれ、芭蕉が現われ、歌麿が出たことはたしかである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
もういいや、どうせ僕なんか噴火か洪水か風かにやられるにきまってるんだ」「あら、ちがいますわ」「そんならどうですどうです、どうです」「あたし、もう大昔からあなたのことばかり考えていましたわ」「本当ですか、本当ですか、本当ですか」「ええ」「そんならいいでしょう。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
大昔から、その根に椎の樹|婆叉というのが居て、事々に異霊|妖変を顕わす。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
作例 · 標準
例句