上古
じょうこ
名詞
標準
ancient times
文例 · 用例
元来日本文化は、上古の奈良朝時代までは、海外雄飛の建国時代であったため、人心が自由で明るく、浪漫的の青春性に富んでいたのであるが、その後次第に鎖国的となり、人民の自由が束縛されたため、文学の情操も隠遁的、老境的となり、上古万葉の歌に見るような青春性をなくしてしまった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
したがって彼の詩境は、「俳句的」であるよりもむしろ「和歌的」であり、上古奈良朝時代の万葉集や、明治以来の新しい洋風の抒情詩などと、一脈共通するところがあるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
日本の文学で、比較的漢詩の本質的風格を学んだ者は、上古に万葉集の雄健な歌があり、近世に蕪村の俳句があるのみである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
単にこの種の詩ばかりでなく、前に評釈した俳句の中にも、詩想上において西欧詩と類縁があり、明治の新体詩より遥かに近代的のものがあったのは、おそらく蕪村が万葉集を深く学んで、上古奈良朝時代の大陸的文化――それは唐を経てギリシアから伝来したものと言われてる――を、本質の精神上に捉えていたためであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
かようにして普通の仮名で書き分けられないような区別が上古の万葉仮名に発見せられたのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
先ず上古において厭勝の術があった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
神おろし、神がかりの類は、これもけだし上古からあったろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
人類の身体はギリシャ、ローマ時代(日本の上古・大和時代)を頂上として漸次退化しつつありと叫ばれるに至ったのもこの不自然な体の扱い方に依るのだ。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
上古の時代から、人々はこの肥沃な土地で農耕を営んできた。
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神話と歴史が混じり合う上古の世界を研究するのが私の夢だ。
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上古の装束を復元し、当時の儀式を再現する催しが行われた。
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