姻戚
いんせき
名詞
標準
in-law
文例 · 用例
親爺が満足したのは、田地持ちの分限者の「伊三郎」と姻戚関係になったからである。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
前にもちよつと申し上げましたが、この御台所さまは、かしこきあたりとも御姻戚関係がおありになる京の御名家、坊門信清さまの御女子にて、元久元年、御年十三にして当将軍家へ御輿入に相成りました由にございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
それに引きかえ、同じ姻戚の盲目青年北田三木雄の頼りなく無垢なこころは姿に現れていて、ある日智子は絶えて久しい武蔵野の北田家を訪ねて、殆ど初対面のような三木雄を一目見て、すぐ、運命に対する清らかな忿懣を感じ、女性のいのちの底からいじらしさをゆり動かされるのを感じた。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
今は銀行となつたが、もとはやはり姻戚の阿波の藍玉屋の生鼠壁の隣に越太夫といふ義太夫の師匠が何時も気軽な肩肌ぬぎの婆さんと差向ひで、大きな大きな提燈を張り代へながら、極彩色で牡丹に唐獅子や、桜のちらしなどをよく描いてゐた藁葺きの小店と、それと相対して同じ様な生鼠壁の旧家が二つ並んでゐる。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
翁の名はその姻戚故旧の死亡と共に遠からずこの地上から平々凡々と消え失せて行きはしまいか。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
尚、参考のため翁の姻戚関係を左に掲げておく。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
(林直規氏談) ◇ 今一人は現教授佐藤文次郎氏の姻戚に当る吉本董三氏で、美髭を生やした眉の太く長い、眼と口の大きい、いかにも豪傑らしい風貌の巨漢であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
政則は勝元とは姻戚の間であり、東軍に在っては其の枢軸である。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
作例 · 標準
来週、従姉妹の結婚式で、夫の姻戚にあたる方々にお会いする予定です。
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お盆には、毎年、遠方に住む姻戚が集まってきて賑やかです。
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急な用事で困っていたら、姻戚の叔父がすぐに助け舟を出してくれた。
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