途上
とじょう
名詞副詞頻度ランク #5149 · 青空 789 例
標準
on the way
文例 · 用例
統一への途上に於て小主観的作品の物されることが多ければこそ、問題は錯雑を極め、作品よりも批評の方に真実の見られ易いが如き事態ともなつてゐるのではあるまいか。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
即ち意志以外の総てのものは必竟途上の物たるに過ぎない。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
では、恋愛の一分野たる精神意慾、ロマンチツクな詩的感激は必ず肉体慾にのみ支配されてあるべきものであらうか、否、その見解もまた当つたものではない、結局は霊肉一致、それをくりかへして云ふならば、最もロマンチツクなしかも最も現実に即した人生行路の途上に於ける詩篇なのであります。
— 岡本かの子 『恋愛といふもの』 青空文庫
これが近年の自分の単調な生活の途上に横たわるちょっとした小山の峠のようなものになっている。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
アフリカでキンバーレー、ヴィクトリア滝を見てプレトリアへの途上赤痢に罹り、その報知はロンドンを驚かせた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
例えばドライヴの途上に出て来るハイカラな杣や杭打ちの夫婦のスケッチなどがそれである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
途中の宿で盗賊の群に襲われ、着物を剥がれた上に刺殺される、そのあとへ母をたずねて上京の途上にある牛若が偶然泊り合わせ、亡霊の告げによってその死を知る。
— 寺田寅彦 『山中常盤双紙』 青空文庫
後日再び奥州から大軍の将として上洛する途上この宿に立寄り懇ろに母の霊を祭る、という物語を絵巻物十二巻に仕立てたものである。
— 寺田寅彦 『山中常盤双紙』 青空文庫
標準
in the process of (development, construction, etc.)
ウィキペディア
『途上』(とじょう)は、谷崎潤一郎の短編小説。改造社の雑誌『改造』の1920年(大正9年)新年文藝大附録(第2巻第1号)に発表された。単行本『AとBの話』(新潮社、1921年10月15日発行)に初収録。
出典: 途上 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0