都城
とじょう
名詞頻度ランク #38788 · 青空 143 例
標準
castle town
文例 · 用例
同志社講演の暇を盗んで、一昨日から私は鳥羽離宮の遺趾なる京都城南の北向不動堂の方丈の一室を借りて、「或女」の残りを書き上げました。
— "Not till the sun excludes you, do I exclude you; 『●「或る女」巻頭のホイットマンの詩』 青空文庫
兵馬の権、他人の手に落ち、金穀の利、一家の有たらずして、将帥外に傲り、奸邪間に私すれば、一朝事有るに際しては、都城守る能わず、宗廟祀られざるに至るべし。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
其の分封|太侈を論ずるに曰く、都城|百雉を過ぐるは国の害なりとは、伝の文にも見えたるを、国家今や秦晋燕斉梁楚呉※の諸国、各|其地を尽して之を封じたまい、諸王の都城宮室の制、広狭大小、天子の都に亜ぎ、之に賜うに甲兵衛士の盛なるを以てしたまえり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
都城繁労の人を羨む勿れ、人間|縦心の境は爾にあり。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
爰に鮮魚あり、又た鮮蔬あり、都城の豊肉何ぞ思ひ願ふことを要せむ。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
作曲家でもあり作詞家でもあった孔子は、次第に遠離り行く都城を顧みながら、歌う。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
これは、唐の都城制が輸入せられ、政治と経済の中心が一元化し、住民も多く集り、皇都は一大都会となり、遷都が容易でなくなつたからである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
ヱネチアよ、水に泛べる都城よ、ハドリアの海の王女よ、願はくは我をして重れる山と黒き林とを過ぎることを須ゐず、空に翔り波を凌ぎて汝と會することを得しめよとは、我が當時の夢なりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫