讒訴
ざんそ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
false charges
文例 · 用例
甲州屋でお嫁に貰うのを見合わせたのも、つまりはそのせいなんですが、それがやっぱり身贔屓で、自分の娘の悪いことは棚にあげて、ふだん遊びに行くなあちゃんが、家へ帰って何か讒訴でもしたように思い込んでいるらしいんです。
— 半七先生 『半七捕物帳』 青空文庫
それがだんだんに募って来て、わたしがこうして兄さんに捨てられたのも、おまえが蔭へまわって何か讒訴をしているからに相違ないと云い出した。
— 半七先生 『半七捕物帳』 青空文庫
しかしそれは師冬の迂濶で、父の讒訴は案外に成功して、塩冶をほろぼす陰謀は暗中にだんだん進行しているのであった。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
マア考へても見給へ、一家の主婦同士が集まつて、他人の贅沢を羨ましがつたり妬たんだりするやうな、或は自分の栄耀を衒つたり、誇つたりするやうな咄や、姑や小姑の讒訴や余処の奥さんの瑕瑾捜しや、でなければ茄子や南瓜の相場や、こんな話をするのと、新らしい芸術か文学の咄をするのと、ドツチが品格が宜からう。
— 内田魯庵 『家庭の読書室』 青空文庫
女の覚醒とか解放とか何とか、御大層な事をいふが、他人の瑕瑾捜しや贅沢咄や姑や小姑の讒訴を止めない中は女は決して其品性を誇る事は出来ぬ。
— 内田魯庵 『家庭の読書室』 青空文庫
きのう、なんのかのとおいらに末寺の兄弟|弟子のあの美男上人の讒訴をしたのも、今になって思い直してみりゃ気に食わねえんだ。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
のう、爺さま」 人の好い翁は隣りの娘の讒訴をもう聞き飽きたらしい。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
パリス 其樣なことを被言るのは、われから我面を讒訴するのぢゃ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
作例 · 標準
彼は同僚による悪意に満ちた讒訴によって、無実の罪を着せられた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
歴史上、権力争いの中でライバルを排除するために行われた讒訴は枚挙にいとまがない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
正義感の強い彼は、仲間への讒訴を黙って見過ごすことができず、自ら異議を唱えた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview