快楽主義
かいらくしゅぎ
名詞名詞-の形容詞
標準
hedonism
文例 · 用例
けれども俺は快楽主義者だ。
— 宮沢賢治 『〔蒼冷と純黒〕』 青空文庫
妾達の祖先が献身的であったころ、アルチバセフの快楽主義にさえ身顫いしたロシア婦人は欧羅巴スタイルの淫事も、寝床で踊る未来派の怪奇も、断髪にする苦痛さえもなし、公爵婦人の名誉さえ瞬間に地に葬ったのです。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
病気は、丁度さういふ寡欲さで、人をエピクロス的の快楽主義者にする。
— 萩原朔太郎 『病床生活からの一発見』 青空文庫
かの異端的快楽主義に惑溺したワイルドの如きも、やはりこの仲間の文学者で「生活のための芸術家」である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
然るに「芸術」はそれ自ら「美」を意味する故に、此処に唯美主義とか、芸術至上主義とかいう言葉が、必然に異端的の快楽主義や、反基督の悪魔主義やと結ぶことになった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
殊に徳川末季の江戸生活には三百年の太平に弛緩した廃頽気分が著るしく濃厚であって、快楽主義の京伝や三馬の生活が遊戯的であったは勿論、道学の凝まり仁義忠孝の化物のような馬琴すらも『仇討義理与犢鼻褌』というような、外題を見ても内容が察しられる意外の遊戯的な作を何篇も作っておる。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
マルクスはこのような快楽主義的、功利主義的思想に対して手酷しい攻撃を加えており、それについてはつねに侮蔑と憎悪とをもって語っている。
— 三木清 『マルクス主義と唯物論』 青空文庫
芸術の上乗なるものは、快楽主義や功利主義を超越したものである。
— 結論――自分の立場 『明治哲学界の回顧』 青空文庫
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快楽主義 は、感覚的な快楽を幸福と捉え、これを産出する行為を正しい・善いとみなす倫理学上の立場であり幸福主義の一種である。
出典: 快楽主義 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0