幻辞.com

道辺

みちべ
名詞
1
標準
roadside
文例 · 用例
もうよぼよぼになったお爺さんが、長い白い髭を垂れて日当たりのいい南の廊下で、暖かい陽光を浴びて咲き輝いている鉢植えの福寿草を前に、老眼鏡をかけて新聞を読んでいるのや、北海道辺の新開地の農夫が、木の根の燻ぶる炉ばたで、罐詰の空罐に植えた福寿草を、節くれだった黒い手でいじっているのなどは、いい調和です。
佐左木俊郎 季節の植物帳 青空文庫
道辺に置いて行人に尋ぬれど識る者なし。
羊に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
生薬屋であつた私の家の店先へ、いつからか来て、来れば一時間では腰をあげる気づかひのない若い山陽道辺の女、亭主と言ふのは、東京から来た巡査で、此二人が世話になつて居たのが、一山と言つたか、一山の弟子であつたか、うろ覚えになつてしまつたが、此も東上りの講釈師であつた。
折口信夫 寄席の夕立 青空文庫
人が平気に踏みしだく道辺の無名草の其小さな花にも、自然の大活力は現われる。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
家は馬道辺で二階を人に貸して家賃の足しにしていた。
永井荷風 草紅葉 青空文庫
もっと他の問屋に頼みたい、そのことはもう四、五年も前から、下海道辺の問屋でも今渡(水陸荷物の集散地)の問屋仲間でも、荷主まで一緒になって、みんな申し合わせをしたことよなし。
第一部上 夜明け前 青空文庫
淀川筋では難場が多く、水損じの個処さえ少なくないと言い、東海道辺では天龍川の堤が切れて、浜松あたりの町家は七十軒も押し流されたとのうわさもある。
第二部上 夜明け前 青空文庫
万屋安兵衛、大和屋李助、その他、一時は下海道辺の問屋から今渡の問屋仲間を相手にこの界隈の入り荷|出荷とも一手に引き受けて牛方事件の紛争まで引き起こした旧問屋|角屋十兵衛の店などは、皆そこに集まっている。
第二部上 夜明け前 青空文庫
作例 · 標準
道辺に腰を下ろして、水筒の水を飲みながら一休みした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
秋になると、道辺のススキが風に揺れて寂しげな音を立てる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
道辺に建つ古い石碑には、今はもう読めない文字が刻まれていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview