真鰯
まいわし異読 マイワシ
名詞
標準
Japanese pilchard (Sardinops melanostictus)
文例 · 用例
これも昭和八年の津浪の時のこと、津浪の数日前に、宮城県|気仙沼湾の一景島の沿岸、干潮時の水深五寸位の泥海に、体長十二センチくらいのマイワシの泳いでいるのが発見された。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
この辺りでマイワシを見かけるのは珍しいことだそうである。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
それから二、三日後、この付近にまたも十匹ほどのマイワシが群れをなして泳いでいた(宮城県水産試験場気仙沼分場長竹本正文氏報)。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
三月三日すなわち三陸津浪を惹き起こした地震の当日、農林省中央水産試験場で試験用に求めたマイワシの腹部が異常にふくれているのを、烱眼の末広博士は見のがさなかった。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
マイワシは表層のプランクトンを餌とする魚である。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
そのマイワシの腹の中から底着性のプランクトンが発見されたことは実に珍しい現象である。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
しかも体長十五センチくらいのマイワシの消化管の内容は通例一グラム程度といわれているが、右のマイワシにあっては平均四・九グラムで、平常の約五倍の餌を摂取していたわけである。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
右のマイワシは三月二日すなわち三陸津浪の前日の夕方、三崎近海で巻網で漁獲したことが確かめられた。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
作例 · 標準
脂の乗った真鰯に塩を振ってこんがりと焼き上げると、食欲をそそる香りが台所に広がる。
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真鰯の大群が巨大な球体となって泳ぐ姿は、外敵から身を守るための自然の驚異を感じさせる。
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新鮮な真鰯を手際よく捌いてすり身にし、生姜を効かせた風味豊かなつみれ汁を作った。
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