粗布
そふ異読 あらぬの
名詞
標準
coarse cloth
文例 · 用例
黒い粗布を着た馬商人が来て、仔馬を引きはなしもう一疋の仔馬に結びつけ、そして黙ってそれを引いて行こうと致しまする。
— 宮沢賢治 『雁の童子』 青空文庫
或るよく晴れた日、須利耶さまは都に出られ、童子の師匠を訪ねて色々|礼を述べ、また三巻の粗布を贈り、それから半日、童子を連れて歩きたいと申されました。
— 宮沢賢治 『雁の童子』 青空文庫
洋傘直しは剃刀をていねいに調べそれから茶いろの粗布の上にできあがった仕事をみんな載せほっと息して立ちあがります。
— 宮沢賢治 『チュウリップの幻術』 青空文庫
だが、その歌よりもさきに、原始の祖先たちは、狩猟をし、獣の皮をはぎ、火をおこし、女は針に似た道具でその獣の皮や粗布を縫い合わせた。
— 宮本百合子 『作家の経験』 青空文庫
茶っぽい粗布の獄衣を着せられた活人形がその中で、獣のような抑圧と闘いながら読書している革命家の姿を示している。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
雨にぬれた粗布の服をきて、茶色の肩かけをまとった、年のころ四十二、三の女である。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
……そうそう、その通りですヨ」 六、大は小を兼ぬ粗布製の手提金庫。
— 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
――かゝる間も下の方では、街の躁音のこやみなく粗布重ねその上に独りごろんと寝ころべば粗布は、満々たる帆ともおもはれて!
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
作例 · 標準
昔の服は、丈夫な粗布で作られていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
このバッグは、ざらざらした粗布の感触が特徴だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
粗布で作られたシンプルなシャツは、どんなボトムスにも合わせやすい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite