薄ぼんやり
うすぼんやり
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
faintly
文例 · 用例
二 圧搾空気の鉄管にくゝりつけた電球が薄ぼんやりと漆黒の坑内を照している。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
竪坑の電球が、茶色に薄ぼんやりと、向うに見えた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
「お前、行ってくればいいでねえか」 薄ぼんやりと、しかもしぶとい声で純次がこう答えた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
彼は鼻の処まで夜着に埋まつて、眼を大きく開いて薄ぼんやりと見える高い天井を見守つたまゝ黙つてゐた。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
」「見える……」 と答へた、如何にも一|臺、薄ぼんやりと、灯が亂れて、靄へ流れさうに點いて居る。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
片山津(加賀)の温泉宿、半月館|弓野屋の二階――だけれど、広い階子段が途中で一段大きく蜿ってS形に昇るので三階ぐらいに高い――取着の扉を開けて、一人旅の、三十ばかりの客が、寝衣で薄ぼんやりと顕れた。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
行燈は蚊帳の外の、宵から置いた処にちゃんとあって、薄ぼんやり紙が白けたのは、もう雨戸の外が明方であったんです。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
見習弟子は薄ぼんやりで余り役に立たなかった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
fool
作例 · 標準
例句