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漫然

まんぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
aimless
文例 · 用例
」 父も、私も漫然とそんなことを言ひ合つてる時、ヒツとした瞬間、私は一生に一度しかない此の夏休みを、旅行しないといふことがとても尊い物でも取り逃がす様な気持が矢鱈に湧き上つて来た。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
幕間になると彼女は放蕩親爺の好色眼と若い男たちの漫然とした不可解な顔と、理智的な侮蔑のなかをクジャクのように満開して、奈落から通ずる楽屋へ座頭のヤマジ・マツノスケを訪ねた。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
それでこのような参照用の大部なものを、骨折って始めから終わりまで漫然と読み通し暗唱したところで、すでになんらかの「題目」を持っていない学生にとってはきわめて効果の薄い骨折り損になりやすいものである。
寺田寅彦 案内者 青空文庫
彼らは第四階級以外の階級者が発明した文字と、構想と、表現法とをもって、漫然と労働者の生活なるものを描く。
有島武郎 宣言一つ 青空文庫
しかしながら本当に考えてみると、その人の生活に十分の醇化を経ていないで、過去から注ぎ入れられた生命力に漫然と依頼しているのが発見されるだろう。
有島武郎 想片 青空文庫
通常の人たちのように、人事を尽した後はただ漫然と天命を待つという、そんな態度を執りません。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
漫然と打捨って置くから、往々にして種々の禍害を醸すのだ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
社会は今まで科学界をただ漫然と暗く眺めていた。
夏目漱石 学者と名誉 青空文庫
作例 · 標準
目的もなく漫然と日々を過ごすのではなく、目標を持って行動したい。
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彼は漫然と空を眺めていたが、突然、何かを思いついたように立ち上がった。
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漫然とした態度は、周囲に不安を与えることがある。
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漫然(まんぜん) — 幻辞.com