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次男坊

じなんぼう
名詞
1
標準
second son
文例 · 用例
一体は医者殿、手のつけようがなくって身の衰をいい立てに一日延ばしにしたのじゃが三日|経つと、兄を残して、克明な父親は股引の膝でずって、あとさがりに玄関から土間へ、草鞋を穿いてまた地に手をついて、次男坊の生命の扶かりまするように、ねえねえ、というて山へ帰った。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
けれどもだ、おやじは俺が大の自慢で、長男は俺の後嗣ぎ相当に生れついているが、次男坊はやくざな暴れ者だで、よその空でのたれ死でもしくさるだろうと、近所の者をつかまえて眼を細くしている。
有島武郎 星座 青空文庫
世間では、あれは次男坊と、敬して遠ざかつて、御次男とさへ云ふくらゐ。
泉鏡太郎 麥搗 青空文庫
」 店には、ちょうど適齢前の次男坊といった若いのが、もこもこの羽織を着て、のっそりと立っていた。
泉鏡花 小春の狐 青空文庫
そのお加代のところへ、隣り村の畳屋の次男坊で、中学まで行った勇作というのが、この頃毎晩のように通って来るというので、兼ねてからお加代に思いをかけていた村の青年たちが非常に憤慨して、寄り寄り相談を初めた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
それはこの谷郷村の区長、乙束仙六という五十男の次男坊であった。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
一|体は医者殿、手のつけやうがなくつて、身の衰をいひ立てに一|日延ばしにしたのぢやが三|日経つと、兄を残して、克明な父親の股引の膝でずつて、あとさがりに玄関から土間へ、草鞋を穿いて又地に手をついて、次男坊の生命の扶かりまするやうに、ねえ/\、といふて山へ帰つた。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
七 会釈したのは、乗竹侯爵の次男坊の、春隆という三十前後の青年だった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
作例 · 標準
あの家の次男坊は、とてもおっとりした性格で、家族に可愛がられている。
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彼は、実業家として成功した次男坊として知られている。
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次男坊だからと甘やかされず、厳しく育てられたおかげで今の自分がある。
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