成算
せいさん
名詞
標準
hope of success
文例 · 用例
二三度手を敲いてみたが――これは初めから成算がなかった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
だが、息子のそれらの良質や、それに附随する欠点が、世間へ成算的に役立つかと危ぶまれるとき、また不憫さの愛が殖える。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
むろん明日来たって明後日来たって成算の立ちっこない難物ばかりだが、アトは野となれ山となれだ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
成算|自ら胸に在るものと見えて、強敵勝家を前にして、そのまま他の戦場に馳せ向ったわけである。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
我れ大砲を用うれば何程の事かあらんと云って、胸中自ら成算あるものの如くである。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
軍に対して、既に成算のちゃんと立っている軍師らしい落着ぶりである。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
斯く押強く言ふ以上は、必ず懷が暖かなるべしとは思ひたれど、『例の軍用金』はと念を押せば、夜光命微笑して、『そは我れに成算あり』といふ。
— 大町桂月 『鹽原新七不思議』 青空文庫
ちゃんと成算があるのでございます。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
徹底的な市場調査を行った結果、新事業の成功には十分な成算があると判断した。
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「今の戦力では、まともに戦っても成算はない」と、将軍は撤退の合図を出した。
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「ふむ、君の提案には具体性がある。それなら成算もありそうだな」
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