厄除け
やくよけ
名詞頻度ランク #39611 · 青空 10 例
標準
warding off evil
文例 · 用例
私の結婚の際、いわば厄除けのまじないに貰って来たのでありますが、それが今は皮肉にも逆の目的に使用されて居るので御座います。
— 小酒井不木 『印象』 青空文庫
昔の生活の輪は女にとってきびしくとも小さかったから、その頃の三十三の女のひとたちは、自分の身一つの厄除けを家運長久とともに、神へでも願をかけ、何かの禁厭をして、その年を平安に送ることに心がけたのだろう。
— 宮本百合子 『小鈴』 青空文庫
私の三十三歳の一年などというものは、はたも自分もそんなことを思うどころでない朝夕の動きの間で過ぎたのであったが、もし本気で厄除けなどを考えだしたら、今年のような世の中を凌ぐ主婦たちに、どんな禁厭が利くというのだろう。
— 宮本百合子 『小鈴』 青空文庫
厄除けでげす、女難除けが第一で。
— 江見水蔭 『悪因縁の怨』 青空文庫
この日眼女が三十三の厄除けに釋尊の像を造立供養したので、それに關しては、 ――厄といふは、たとへば骰子に廉があり、桝には角があり、人には關節、方には四|維のあるごとく、風は方より吹けば弱く、角よりふけば強く、病は内より起れば治しやすく、節より起れば治しがたし。
— ――よく生きよとの―― 『尼たちへの消息』 青空文庫
だが、夏の祭りは皆、厄除け・邪霊送りの意義のあることは、通じて見える事実である。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
まづ形代に就て、かねて考へてゐた所を言へば、一体人間の形代たる撫物は、すぐさま川なり、辻なりに棄つべき筈なるに、保存して置いて魔除け・厄除けに用ゐるといふのは、一円合点の行かぬ話であるが、此には一朝一夕ならぬ思想流転の痕が認められるのである。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
寿平次はお民と二人ぎりの兄妹で、その年の正月にようやく二十五歳|厄除けのお日待を祝ったほどの年ごろである。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
正月に神社へ厄除けに行った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は厄除けのお守りを肌身離さず持っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この地域では、特定の祭りで厄除けの儀式が行われる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash