御札
おふだ
名詞頻度ランク #17347 · 青空 2 例
標準
amulet or talisman issued by a Shinto shrine or Buddhist temple
文例 · 用例
嬉遊笑覽七に「應永以後の札多くあり、札は木にて作れるのみならず、眞鍮も銅もあり、好事家之に據て札をうつ事は應永頃より專ら也と云へるは非なるべし、花山院御札に書せ給へりと新拾遺集にあるをや」とあり。
— 並にサンヤレの事 『女順禮』 青空文庫
そのインド人が昨今ややもすれば英国を嫌い、英国の学者までもドイツ人を匈奴の裔と罵り、その身に特異の悪臭あり全く英人と別種なるよう触れ散らすを見ては、学説の転変猫の眼も呆れるべく、アリア種の馬の名が、一番高尚とかいう説も、礼物の高い御札で、手軽く受けられぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
おなじ裏長屋でもお津賀の家は小綺麗に住まっているらしく、軒には亀戸の雷除けの御札が貼ってあった。
— 三河万歳 『半七捕物帳』 青空文庫
京橋の誰それ、烏森の何の某、という風に、参詣した連中の残した御札がその御堂の周囲にべたべたと貼りつけてある。
— 島崎藤村 『食堂』 青空文庫
笹村は御護符や御札を欲にかかって買おうとするお銀を急き立てて、じきにそこを出た。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
若い毛唐人が二人、氣味惡い堂内につか/\入つて、蝋燭のともつてゐる觀音像を仰いで早口に喋つてゐたが、御札所のロイド眼鏡をかけた若い坊さんに何事かを問ひ出した。
— 嘉村礒多 『滑川畔にて』 青空文庫
」 母の枕もとの盆の上には、大神宮や氏神の御札が、柴又の帝釈の御影なぞと一しょに、並べ切れないほど並べてある。
— 芥川龍之介 『お律と子等と』 青空文庫
しかも御札を抛りこんだ、一の橋の橋杭の所にさ。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫