護符
ごふ異読 ごふう
名詞
標準
talisman
文例 · 用例
アノ成田様ノオ護符ノコトヲ思ウ。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
それはとにかく、現代に活動している人でもこの一段の内容を適当に玩味することが出来れば名利の誘惑に逢って身を亡ぼすような災難を免れるだけの護符を授かるであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
もしも、いつも半分風邪を引いているのが風邪を引かぬための妙策だという変痴奇論に半面の真理が含まれているとすると、その類推からして、いつも非常時の一歩手前の心持を持続するのが本当の非常時を招致しないための護符になるという変痴奇論にもまたいくらかの真実があるかもしれないと思われる。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
この次の二句はWhich, teaching us, hath this exordium:Nothing from nothing ever yet was born. 迷信から来る精神の不安を除くべき魔よけの護符はすなわち「物質不滅の方則」である、というのである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
阿夫利神社神璽の印をおした紙、南無普賢大荒神守、火不能燒、水不能漂、とかいた護符などが散らばつて居た。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
刹那、また、しくしくと痙攣む手脚のうづき、生贄の苦痛か、あなや、護符ちぎる呪咀のひびき。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
所が、或日、一個の小さな鳩型護符の代金として私が例によって五十銭紙幣を一枚彼の掌に載せてやっても、彼は手を引込めないのである。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
護符の信仰が葛洪にもあつたとして見て、そして度人妙經をも見たものとすれば、少くとも度人妙經の符を信用すべきである。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
旅行の安全を願って、祖母が有名な神社で授かった護符を渡してくれた。
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玄関の柱に貼られた古い護符が、この家を災厄から守っていると信じられている。
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厳しい修行を積んだ僧侶が、人々の悩みを聞きながら一枚ずつ護符を書き上げた。
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