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卑見

ひけん
名詞
1
標準
my humble opinion
文例 · 用例
左の一篇は、一般に予報の可能なるための条件や、その可能の範囲程度並びにその実用的価値の標準等につきて卑見を述べ、先覚者の示教を仰ぐと同時に、また一面には学者と世俗との間に存する誤解の溝渠を埋むる端緒ともなさんとするものなり。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
(本論は次号にうつりて、我が畏敬する天知子と愛山生の両兄によりて評論界を騒がしたる「遊侠」の問題に入り、更に「粋」といふ題目に進みて卑見を吐露すべし。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
作の出づるを待ちて、更に卑見を陳ぶることもあらん。
北村透谷 劇詩の前途如何 青空文庫
然しこれは、到底この短き便りに述べ尽し難き事に候へば、今日は品を代へて一寸、盛中校友会雑誌のために聊か卑見申進むべく候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
余はここにおいて卑見を述べ、蕪村が芭蕉に匹敵するところのはたしていずくにあるかを弁ぜんと欲す。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
健へ手紙を書く、満洲進出についての卑見を申し送つた。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
この觀測につきては夙に西人が種々の科學的研究あり、又近く橋本〔増吉〕文學士の研究もあれど、卑見を以てするに、嵎夷、暘谷は東方日出の個所を指し、南交は南方、昧谷は西方日沒の處、朔方は北方を意味し、何れもある格段なる地理的地點を指したるものなりとは認むる能はざる也。
特に堯舜禹に就いて 『尚書』の高等批評 青空文庫
而して此の行程の解釋は本論の主眼なるが故に、爰に卑見を開陳するに方りて、先づ從來の諸説を列擧すべし。
白鳥庫吉 倭女王卑彌呼考 青空文庫