秘剣
ひけん
名詞
標準
secret swordsmanship (of a specific school)
文例 · 用例
甚太郎は、雪之丞の、秘剣秘術を知る由もないゆえ、力立てをしても、浪路との逢瀬をつくってやらずばなるまいと思うのだった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
山中でさだめし秘剣を会得されたのでしょう。
— 坂口安吾 『女剣士』 青空文庫
この無為無防の姿こそ秘剣の構え、玄妙極意の境地かも知れない。
— 坂口安吾 『女剣士』 青空文庫
第八十三回 多夫一妻厄払いの秘剣 花聟の門前には多くの人が立って居って、その人らの中には妙な事をやる人間がございます。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
その悪魔あるいは疫癘を八つ裂きに裂くところのトルマ(秘剣)を自分の右の手で隠して持って居るです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
ですから自分が花聟の家に来る時分には故郷や家の神様は付いて居らない、つまり花嫁を護る神様がないから、途中において沢山の悪魔や疫癘が付き纒うて花嫁に従い、そうして花聟の家に入って来て嫁と聟とに害を加えるようになるから、これらを追払うためにまたこれを征伏してしまうためにこの秘剣を擲つのです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
秘剣を花嫁に放擲す門前の讃辞 そうすると予て門内に待ち受けて居る人のいいますには「この門に対してシェッパ(讃辞)を与えよ。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
第百十六回 投秘剣会兵士の服装 モンラム中の様子を見に行くのも随分楽しみで折々は出かけて見物しましたが、その間は私の仕事はセラのラハ・カンバの大博士とマエ・ケンボという大教師について日々講義を聞きに行くだけ。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫