垂迹
すいじゃく異読 すいしゃく
名詞
標準
manifested form (of a Buddha or Shinto deity to save people)
文例 · 用例
富士の権現は信濃の国|浅間大神と、一神両座の垂迹と信ぜられていたところから、浅間菩薩ともいい、富士|浅間菩薩とも呼んだりしたが、本元の浅間山の方は、一の鳥居があるだけで、御神体は、山そのものに宿るとしてあるから、神社の鎮座がない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
この手段がやがて平安朝時代にわが國に輸入されて、本地垂迹の説となり、わが國では支那よりも一層の成功を見得たのである。
— 桑原隲藏 『老子化胡經』 青空文庫
本地垂迹の説は、普通に傳教大師や弘法大師によつて創唱されたものとなつて居る。
— 桑原隲藏 『老子化胡經』 青空文庫
本地垂迹の説が完全に組織されて、何の神の本地は何の菩薩と一々附會されたのは、固より後世の事であらうが、化身説を利用して、神佛の調和を計らんとする傾向は、傳教・弘法の時からあつたので、これは支那から輸入したものであらうと想像される。
— 桑原隲藏 『老子化胡經』 青空文庫
そして、顔を横に振りながら「否、否、垂迹和光の月明らかに――」 と、絶叫して、戒刀で上を指した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
神代二神の垂迹の巨石、今や燦然として輝けば、四国最古の文化を語つてゐた弘法の垂迸も、ために光を失ふ。
— 河東碧梧桐 『南予枇杷行』 青空文庫
をこがましい申し分ではあるが、かの本地垂迹説を単に山家・南山の両大師あたりの政略であつた様に言ふ歴史家の見解は、仮令結果が一に帰するにしても、心理的根拠から、我々の頗る不服とするところであつて、此事蹟の背後には、猶一段と熱烈にして且敬虔な民族的信仰の存するものを認めて貰ひたいのである。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
併し、固定に伴ふ忘却が、神の垂迹を以て、生得独立の神と見易く、又さう言つた自由な分裂・自立をさせて来た。
— 魂と姿との関係 『小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)』 青空文庫
作例 · 標準
病気で衰弱した体を、家族が献身的に支えた。
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長期間の断食により、彼の体は著しく衰弱した。
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猛暑の中、熱中症で衰弱した人を多数見かけた。
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