来簡
らいかん
名詞
標準
correspondence
文例 · 用例
元来簡単な「言葉」で云い表わす事の出来ないある物を表わすための「美術」ではあるまいか。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
上に略した文に、「数歳而帰郷、爾来簡牘往来、比々不絶、先生数促予命駕、予亦佇望已久」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
彼らは、人間は生来簡素を愛するものであると強調して、人情の美しさを示してくれた。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
そして日蓮はかくの如き条件にかなえる者であったことは、上来簡叙したところの彼の生涯の行跡が示している。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
今挙げたこれ等の諸特色は併し、新聞が報道物(Nachrichtenwesen)だということに帰着するが、新聞のこの報道性が元来簡単なものではない。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
それに調子が単純で弾ずる人に熱情がないからなおさらいかん。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
人々は、人類の意志を尊重することを知らないからいかんのだ。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
青島、貴様よけいなことをいうからいかんよ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
作例 · 標準
今朝届いた来簡の中には、旧友からの懐かしい結婚報告の葉書があった。
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整理されたファイルには、明治時代の要人から届いた貴重な来簡が保管されている。
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仕事机の上に山積みになった来簡を、一通ずつ丁寧に開封して返信を書く。
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