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助数詞頻度ランク #29 · 青空 110
1
標準
branch (of flowers)
文例 · 用例
の下の方から首条にかけての皺が、慥かにもう四十代も中半を越えた私の父であることを物語つてゐた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
」ときびしい口調で命令し、浦島は素直に眼をつぶると夕立ちの如き音がして、身邊ほのあたたかく、春風に似て春風よりも少し重たい風が耳をなぶる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
」 前後左右どちらを見ても、た杳々茫々、脚下を覗いてもやはり際限なく薄みどり色のほの明るさが續いてゐるばかりで、上を仰いでも、これまた蒼穹に非ざる洸洋たる大洞、ふたりの話聲の他には、物音一つ無く、春風に似て春風よりも少しねばつこいやうな風が浦島の耳をくすぐつてゐるけである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
私の耳は、あまり大きくない。
太宰治 金錢の話 青空文庫
秒刻は銀波を砂漠に流し老男の耳は螢光をともす。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
私は炬燵にあたつてゐました彼女は畳に坐つてゐました冬の日の、珍しくよい天気の午前私の室には、陽がいつぱいでした彼女が頸かしげると彼女の耳 陽に透きました。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
白馬岳の又の名を越後方面では大蓮華山といっている、或人の句に「残雪や御法の不思議蓮華山」とあるからは、これも一の白蓮華、晶々たる冬の空に、高く翳されて咲きにおうから、名づけられたのかも知れない。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
富士山を見ると、雪の真っ白なときには、頂上の八の芙蓉に譬えられた峰々がよく別る。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
朶(だ) — 幻辞.com