兌
だ
名詞頻度ランク #29 · 青空 35 例
標準
dui (one of the trigrams of the I Ching: swamp, west)
文例 · 用例
徹底して観ずれば骨董も黄金も宝石も兌換券も不換紙幣も似たり寄ったりで、承知されて通用すれば樹の葉が小判でも不思議はないのだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
骨董の佳い物おもしろい物の方が大判やダイヤモンドよりも佳くもあり面白くもあるから、金貨や兌換券で高慢税をウンと払って、釉の工合の妙味言うべからざる茶碗なり茶入なり、何によらず見処のある骨董を、好きならば手にして楽しむ方が、暢達した料簡というものだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
将門の妻は如何なる人の女であつたか知らぬが、千葉系図や相馬系図を見れば、将門の子は良兌、将国、景遠、千世丸等があり、又十二人の実子があつたなどと云ふ事も見えるから、桔梗の前の物語こそは、薬品の桔梗の上品が相馬から出たに本づく戯曲家の作意ではあらうが、妻妾共に存したことは言ふまでも無い。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
冴ゆる氣になれば、氣象玄妙、神理幽微、予輩たゞ教を外に受けて證を内に全うせざる者は、兌を塞ぎ坤に居る可きのみであるから姑く擱きて言はぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
徹底して観ずれば骨董も黄金も宝石も兌換券も不換紙幣も似たり寄つたりで、承知されて通用すれば樹の葉が小判でも不思議は無いのだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
骨董の佳い物おもしろい物の方が大判やダイヤモンドよりも佳くもあり面白くもあるから、金貨や兌換券で高慢税をウンと払つて、釉の工合の妙味言ふ可からざる茶碗なり茶入なり、何によらず見処の有る骨董を、好きならば手にして楽しむ方が、暢達した料簡といふものだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
この聖語と似ていて少し異なるが、『易経(兌為沢卦・大象伝)』に言う、「麗沢は兌なり、君子以って朋友講習する」と、「兌は説なり」『易経(兌為沢卦・彖伝)』と、心に悦びを含む即ちこれが兌である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
『易経(兌為沢卦・象伝)』の言葉で兌の卦を解くと、まず兌は志を同じくする朋が相集うことで、内卦の兌と外卦の兌とは志望風格共に相同じ、即ちこれ同志の朋友である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫