兄事
けいじ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
defer to another as if an older brother
文例 · 用例
ええ、肩書を辱めん限は遣るも可からうけれど、注意はしたまへよ、本当に」 この老実の言を作すは、今は四年の昔|間貫一が兄事せし同窓の荒尾譲介なりけり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
広太郎ほどの人間でも、舞二郎には一目置き、むしろ兄事しているのである。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
長男の万之助は、今年十七で、これは文武両道とも、新一郎に兄事していて、「お兄さん!
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
しかし此人と石の夫師岡久次郎の兄事した山崎某とは別人で、山崎某は過去帳の一本に「清譽凉風居士、文久元|酉年七月二十四日、五郎作兄、行年四十五歳」と記してあるのが、即是であらう。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
敬愛する先輩として高村光太郎あり、また宮沢賢治あり、彼に兄事する後輩も多く、彼に心酔するファンも多数であるが、然し、日本の詩の系譜から見て、孤立孤高の感を免れない。
— 豊島与志雄 『「草野心平詩集」解説』 青空文庫
関白秀吉を恐れさせ一世の強盗五右衛門をして、兄事させた所の郷介法師とは、いかなる身分の大盗であろうか?
— 国枝史郎 『郷介法師』 青空文庫
彼れは常に矢野龍溪に兄事し、龍溪を以て大臣以上の人物なりと尊崇し、其人品を評して少なくとも當代一流といひたるものなり請ふ少しく余をして彼れが成功の原因を説かしめよ。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
彼れは常に矢野竜渓に兄事し、竜渓を以て大臣以上の人物なりと尊崇し、其人品を評して少なくとも当代一流といひたるものなり請ふ少しく余をして彼れが成功の原因を説かしめよ。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
彼はその先輩を兄事し、多くのことを学んだ。
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彼は彼を兄事して以来、彼の助言を常に求めている。
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彼が兄事する人物は、常に彼の模範だった。
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