一気呵成
いっきかせい
副詞名詞
標準
finishing writing, work, etc. at a stroke (stretch)
文例 · 用例
それで語学も数学もその修得は一気呵成にはできない。
— 寺田寅彦 『数学と語学』 青空文庫
横顔はとにかく中止として今度はスケッチ板へ一気呵成に正面像をやってみる事にした。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
一気呵成と云うような書方はしない。
— 夏目漱石氏−収入−衣食住−娯楽−趣味−愛憎−日常生活−執筆の前後 『文士の生活』 青空文庫
その時、陰気に満ちたドツといふ嗤ひ声が起つたが、忽ちもとの静粛に戻つて学生はさらさらと一気呵成に答案のスタートを起した。
— 牧野信一 『文学とは何ぞや』 青空文庫
否応なくまたその月の大ミソカが迫り、止むなくわたしは原稿の皺を伸して一気呵成に書き続けようと、冷水浴を行つて部屋に取つて返すと、偶然国元から符箋のついた書留郵便が届いてゐた。
— 牧野信一 『わが生活より』 青空文庫
椿岳は常から弱輩のくせに通人顔する楢屋が気に入らなかった乎、あるいは羽織の胴裏というのが癪に触った乎して、例の泥絵具で一気呵成に地獄変相の図を描いた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
椿岳の画は大抵一気呵成であるが、椿岳の一気呵成には人の知らない多大の準備があったのだ。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
ほとんど一気呵成に仕上げた趣がある。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
作例 · 標準
締め切り直前、彼は三日間一睡もせずに論文を一気呵成に書き上げた。
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溜まっていた事務作業を、集中力が途切れないうちに一気呵成に片付けた。
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監督はひらめきを得るや否や、コンテを一気呵成に描き進めていった。
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彼は一度筆を握ると、迷うことなく一気呵成に物語を完結させた。
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