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家郷

かきょう
名詞
1
標準
one's homeland
文例 · 用例
前の句やこの句に現われている蕪村のポエジイには、やはり彼の句と同じく人間生活の家郷に対する無限の思慕と郷愁(侘しさ)が内在している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
彼のこうした俳句は、現実の恋の実感でなくして、要するに彼のフィロソヒイとセンチメントが、永遠に思慕し郷愁したところの、青春の日の悩みを包む感傷であり、心の求める実在の家郷への、リリックな咏嘆であったのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
「侘び」とは、前にも他の句解で述べた通り、人間生活の寂しさや悲しさを、主観の心境の底で噛みしめながら、これを対照の自然に映して、そこに或る沁々とした心の家郷を見出すことである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
詩人蕪村の心が求め、孤独の人生に渇きあこがれて歌ったものは、実にこのスイートホームの家郷であり、「炉辺の団欒」のイメージだった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
何よりも彼の心は、そうした「家郷」が欲しかったのだ。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
まことに蕪村の俳句においては、すべてが魂の家郷を恋い、火の燃える炉辺を恋い、古き昔の子守歌と、母の懐袍を忍び泣くところの哀歌であった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それは柚の花の侘しく咲いている、昔々の家に鳴るオルゴールの音色のように、人生の孤独に凍え寂しむ詩人の心が、哀切深く求め訪ねた家郷であり、そしてしかも、侘しいオルゴールの音色にのみ、転寝の夢に見る家郷であった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
こうした同じ「心の家郷」を、芭蕉は空間の所在に求め、雲水の如く生涯を漂泊の旅に暮した。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
作例 · 標準
遠く離れた異国の地で、彼は家郷を懐かしむ日々を送っていた。
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戦後、人々は荒廃した家郷の復興に尽力した。
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年老いた彼女は、いつか家郷に帰ることを夢見ていた。
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