嬌羞
きょうしゅう
名詞
標準
charming and coy
文例 · 用例
また処女に特有な嬌羞というものをあたりさわりなく軟らげ崩して、安気な心持で彼と向い合うようにさせる術をまったく知らなかったから。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
春の日の歌流よ、淡き 嬌羞よ、ながれて ゆくか 空の国?
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
その嬌羞めいた仕草が多可子を不意に不快にした。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
政枝が一方に係ってる華岡医師への乙女の嬌羞を突然脱ぎ捨てて、病気快方の福音を医師から聞き取ろうとするのも一つにこの死の恐怖をまぎらすためであった。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
春の夜ふけて、花の林の間におぼろげにさしたる月は、窓深くたれこめてよろづ嬌羞を帶びたるをとめ子に喩ふべし。
— 大町桂月 『日月喩』 青空文庫
人々の環視の裡に、微笑とも嬌羞とも付かぬ表情を、湛えた面は、くっきりと皎く輝いた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
」 そう言いながら、彼女はこぼるゝような嬌羞を、そのしなやかな身体一面に湛えた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
処女らしい嬌羞が、その身体全体に溢れていた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の、少し頬を赤らめながら視線を逸らす嬌羞とした仕草に、彼は心を奪われた。
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初めてのデートで、彼女は言葉少なながらも、その嬌羞とした態度が魅力的だった。
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絵画に描かれた若い女性の表情は、どこか嬌羞とした儚さを感じさせた。
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彼は、彼女の少し内気で嬌羞とした話し方に、思わず顔がほころんだ。
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