肘
ひじ異読 ヒジ
名詞頻度ランク #13034 · 青空 819 例
標準
elbow
文例 · 用例
直ぐは蒲団の上に仰向きになれなくて、暫くは枕に肘を突いてゐたが、つらいことだつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
卓子に肘を突いたまゝ、ゆつくり煙を揚げてゐる。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
窮屈さうに、紫檀の卓に頬肘を突いて、今まで其処に自分のゐた庭に、障子の中硝子を透して集中しない視線を遣つてゐた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
彼の肘の前にある灰皿の中の、喫ひ終つたばかりの喫殻から登る紫色の煙と、他の古い喫殻にそれが燃え移つて出る茶褐色の毒々しい煙とが、やゝもすれば彼の顔に打つ衝かつたが、そんなことには元来頓着ない彼であつた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
校長室で、彼は卓に頬肘を突いて、眠さうな、赤い顔をして先刻から考へてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
或日父は近頃にない早く、外来患者も病室の方も済まして、表の間の卓に頬肘を突いた儘、縁先の河鹿の鉢をヂツと瞶めてゐた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
鼠色の印象(暴風雨前の富士山及び白峰山脈) 汽車の中は、蒸されるように混んだ、肘と肘と触れ、背と背と合された人々が、駅ごとに二、三人ずつ減る、はてはバラバラになって、最後の停車場から、大きな、粗い圏を地平線に描いて散った、そうして思い思いの方向へと往った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
そして橋の手すりに肘をついて浚渫船をボンヤリ眺めた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
作例 · 標準
肘をテーブルにぶつけてしまい、思わず「痛っ!」と声が出てしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
満員電車で、無意識に隣の人に肘が当たってしまい、謝った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「あ、ごめん、肘が当たっちゃった。」「大丈夫ですよ、気にしないでください。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
肘(ひじ、肱、臂)は、人間の腕の移行部で、上腕と前腕を繋ぐ肘関節(ちゅうかんせつ)と、これらを取り巻く筋や腱のことを指す。脚における膝に対応する。狭義には、腕を折り曲げたときに外側になる部分を指す。
出典: 肘 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0