謙る
へりくだる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to deprecate oneself and praise the listener
文例 · 用例
彼は謙るより外に行き道がなきに至った。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
『おれはやくざ者だ、おれは惡者だ、おれは能なしだ……』 彼は飽くまでも自分を陷れ、また謙る事によつて、しんめりと潤つて行く心の中を覗き込むやうに、猫背の背を丸くして、胸元に首をうづめながらさめざめと泣き出した……
— 水野仙子 『醉ひたる商人』 青空文庫
謙るもの、質素なもの、飾らないもの、それは当然人間の敬愛を受けてよいのである。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
謙る心、素直な心、受容れる心、それはむしろ無学な者、貧しき者によけい恵まれている徳ではないでしょうか。
— 柳宗悦 『益子の絵土瓶』 青空文庫
イエスも述べました通り、心の謙る者、貧しき者に、天国は近く寄り添うているのであります。
— 柳宗悦 『益子の絵土瓶』 青空文庫
おそらく謙る心のみが、彼らの仕事を清め深めるでありましょう。
— 柳宗悦 『益子の絵土瓶』 青空文庫
もし春琴が今少し如才なく人に謙ることを知っていたなら大いにその名が顕われたであろうに富貴に育って生計の苦難を解せず気随気儘に振舞ったために世間から敬遠され、その才の故にかえって四方に敵を作り空しく埋れ果てたのは自業自得ではあるけれどもまことに不幸と云わねばならぬ。
— 谷崎潤一郎 『春琴抄』 青空文庫
全然女性なるものを知らない理想主義風に尊敬するものもあれば、変態的の性格から女性にへりくだるものもある。
— 岡本かの子 『女性崇拝』 青空文庫
作例 · 標準
彼はどんなに大きな賞を受賞しても、決して驕ることなく、いつもへりくだった態度で接してくれる。
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得意先の社長の前では、必要以上にへりくだって話す新入社員を見て、少し注意した方がいいと思った。
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あまりへりくだりすぎると、かえって嫌味に聞こえてしまうこともあるので、ほどほどの謙遜が大切です。
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